血糖を抑える糖カット食の粉寒天

寒天には2種類の食物繊維が含まれる

「ダイエット目的で胃の中で膨らむので満腹感のある寒天をみそ汁に入れたら血糖値まで下がりました」

食べ物に含まれる糖分は、体内に入るとブドウ糖に分解されてから勝で吸収されます。そこで、ブドウ糖の腸への吸収を阻害すれば、血糖値の急激な急上昇を防ぐことができると考えられます。

つまり、食事のさいにそのような糖吸収を抑える成分を含んだ食品糖カット食を利用すれば、高血糖が防げるという仕組みです。

寒天はテングサやオゴノリなどの海藻を煮詰め濾過した液を冷やし固めたモノ(ところてん)をさらに乾燥させて作られる自然食品で成分のほとんどが食物繊維です。

食物繊維には水溶性、不溶性の2種類がありますが、その両方を含んでいるのが寒天の強みです。

血糖にはどのように効くのでしょうか?

水溶性の食物繊維が糖の吸収を抑える

まず、水溶性の食物繊維には、ブドウ糖を吸着する働きがあります。食物繊維とくつついた糖は胃から腸へゆつくりと移動するため、腸からブドウ糖が吸収されるスピードが遅くなり、血糖値の上昇を抑えることができるのです。

また、一方の不溶性の食物繊維は、消化器官を通過するときに水分や腸内の内容物を吸着してふくらんで、便の材料となり粥雛腸壁を刺激し、(内容物を先に送る運動)を活発にするため、便秘の解消に役立つのです。

血糖コントロールの目的で日常的に利用するなら、みそ汁やスープに溶けやすい粉寒天が便利です。

さらに、寒天入りのみそ汁やスープを食事中に飲むようにすると、水分を含んだ寒天は胃の中で膨張するため、少量でも満腹感が得られ、食事量を自然と減らすことができます。こうしたことも、糖質の摂取量の軽減につながり血糖値の上昇を抑えるのに役立ちます。

ご飯やパン、メン類といった糖質好きな人は、糖カット食の粉寒天を使って上手に血糖値をコントロールするといいでしょう。ただし、寒天は体内の水分を吸い取るので、夏場は特に水分を十分に補うことを忘れてはいけません。

糖質カット専用の健康食品もあります。

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